「第4回 SGC協議会」の御礼
- 4月26日
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先日はお忙しい中、
「 第4回 協議会」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
また、この度はお忙しい中、アンケートにご協力いただき、感謝を申し上げます。
皆様からいただいた貴重なご意見は、今後の協議会運営に生かしていきたいと思います。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
本日は、以下の記事をご紹介させていただきます。
ご覧ください。
木造高層ビル実現の立役者・CLT。耐火・耐震性に優れた建材がもたらす可能性
目次
本日は、上記の目次の中から①.面で支える構造によって強度を出すCLT建築、②.1時間燃やしても燃え抜けない、震度6クラスにも耐えるCLTについてご紹介いたします。

地上20階建ての木造ビルを建てるのは、もう夢ではなくなった。これらの木造高層ビルを実現可能にした立役者ともいえるのが、建築用木材CLT (直交集成板:Cross Laminated Timber)だ。
CLTとは、3センチほどに切り出した木の板を繊維が縦と横になるよう、交互に重ねて接着したパネルのことを指す。最大で3m×12m、厚さ27mmという大きなパネルも作ることができるのが特徴で、壁や床、柱、屋根といった部材としてそのまま組み立てていくことができる。
軸で支える在来工法では難しかった大スパンの空間を実現しつつ、面で支える構造によって強度を出すという仕組みとなる。
1990年代にはすでに海外では一般的になっているCLTだが、日本では2013年から一般利用が開始された。2025年に開催される国際博覧会では「日本館」の壁にもCLTが採用されるなど、公共建築や人々の目に触れる場所での使用を通じて、その魅力と可能性を広めていきたいという考えが強まっている。
ビルといえば鉄筋コンクリート造というイメージが強かったが、CLTについて知るうちに木材は想像以上に強度があることを実感した。
まず、一般的に木造は燃えやすいという印象を持たれがちだが、実際には火災に対して強い特性を備えている。
一般社団法人日本CLT協会・業務推進部の小玉陽史(きよふみ)さんによると「木は燃えるのに時間がかかるという性質があります。そのスピードは毎分約1mm。厚さ90mmのCLTの場合、1時間以上も耐えることができます。
そこからさらに燃え続けても、厚さ50mmまで燃えたあたりで炭化し、燃え進まなくなる『燃えどまり』という状態になり、建物の構造体としての強度を一定程度維持することが可能です。
鉄骨の場合、温度が上昇すると強度が低下し変形するのに対し、木造はすぐに倒壊するということはないので、火災が起こったとしても避難する時間が確保できます」とのこと。
この特性は建築基準法が定める耐火・準耐火建築の基準を満たす要素として注目され、CLTを活用した木造建築の可能性をさらに広げることにつながった。
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